遠く離れてしまっても、思い出に満ちた未来へ

年末は結構好きだ。

美味しい食べ物沢山食べられるし、地元の友達に会えるし、面白いテレビ番組も割とあるし。一年が終わる感覚ってなんとなくホッとできて好き。







だけど今年だけは違う。

1ミリも楽しみなんかじゃない。




本当に2020年の年末が来てしまったんだな〜







ずっとずっと分かろうとしながらここまで来たけど、結局その事実を受け止めきれなかった。他の誰かも、代わりになる誰かもいなくて、私には5人の嵐が全てで。発表してから2年経とうとしているけど、最後の最後まで駄々をこねてしまう。



色々な場所で、"ラスト" "最終回"と言われ、下半期には表紙を飾った沢山の雑誌、「そんなもう二度と会えないみたいなのやめてくれ」という気持ちと、ああ本当にそのときが来てしまうのかというしたくもない実感。




正直苦しかった。あの日からずっと。

5人を見ているときは楽しい気持ちなのに、5人が楽しそうにすればするほど12月31日がふと過ぎって、どうしようもなく寂しくて苦しくて。5人の笑顔を見ることが切なかった。5人が2021年以降のことを語るのが怖かった。全てが12月31日へのカウントダウンだった。

あと何回5人でいる姿を、歌を、踊りを、パフォーマンスを見れるのだろうとずっとずっと思っていた。




お涙頂戴演出は少し好きじゃなかった。そういう場所を用意していただけるのは本当にありがたいことだけど、そうやって聞き出されるものには本心がないんじゃないかと怖くて。なんか作られたものみたいで。


だけどやっぱり、本人たちの溢れんばかりの気持ちと涙を見てしまうとダメだったな。どこまでも温かい人たちで、その温かさを知っていたはずなのに何度も触れては涙が止まらない。

どこまでが本心なのか、わたしたちには知る由もないけど、やっぱり涙に嘘はないと思いたいな。



年始当たり前に見ていたDASHにしやがれも、嵐ツボも、VS嵐の新年spも、全部なくて。おまけに嵐のいないカウコン。きっとこうやって嫌でも実感していくんだろうな。


嵐は活動休止しているのに、周りは変わらず前へ進んでいることを2021年のわたしは受け入れられているのかな。








20年以上アイドルという仕事をしてくれていることは奇跡に近いと思う。全く当たり前なんかじゃない。だけど、いてくれることに慣れてしまっていたし、ずっといると信じて疑わなかった。




わたしの人生には常に嵐さんがいて、ずっと嵐に支えられてきた。


そもそも論として、アイドルを応援する上で見返りを求めるなんてのは邪道だけど、嵐さんに見返りを求めたことなんて一度もなくて、むしろ貰ってばっかりだなって思う。



だから、5人には絶対に、何が何でも、幸せでいて欲しい。もう何度でも言うし、本当にありきたりな言葉だけど、幸せでいて欲しい。常に "誰かのために" 動いていた人たちだからこそ、自分の幸せを大切に大事に生きて欲しい。ずっと走り続けてくれた5人だから、少し立ち止まって休んでほしい。




でもそう思えば思うほど、もう会えない気がして苦しくなる。もう帰ってきてくれないんじゃないかと、思いたくもないのに思ってしまう。5人の幸せを何よりも願っているはずなのに、いつの間にか自分の気持ちが溢れてしまう。嵐のことが大好きで大好きで大好きで仕方ないから、こんなにも寂しくてつらい。こんな気持ち知りたくなかった。「いってらっしゃい!この場所は絶対になくならないから安心してね!」って送り出したいのに、涙が止まらなくて言い切れない。引き止めたい。いやだ。終わらないで。いかないで。いなくならないで。






いつまでも待っていられる自信はあるけど、また会える保証のない帰りを私は待っていられるのかな。


早く帰ってきて欲しいと思う気持ちが、5人にとってプレッシャーになってほしくもないし。だけど1日でも、1秒でも早く5人揃った嵐さんに会いたいし。



ひたすら矛盾の世界にいる。

多分ずっとこうなんだと思う。







だけど常に悲しい気持ちだけで溢れていたわけじゃなくて、活動休止を発表してからもありとあらゆる手段でファンを楽しませてくれる嵐さんに、「ああこんなにもファンに向き合ってくれるアイドルは世界のどこを探してもいない」って何百回も、何千回も思った。好きになれたことが、この人たちを応援していることが、本当に自慢だった。



賛否両論あった沢山の新しい挑戦も、voyageも、展覧会も、毎週更新してくれるFCコンテンツも、ライブに向けての準備動画も、スワロフスキーも、紙チケットも、全部全部嵐さんが真っ直ぐに届けてくれた気持ち。



こんなに絶え間なく楽しませてくれるなんてずるい。もっと寂しくなってしまう。





「たらればを考えれば考えるほど、今ある事実がめちゃくちゃ愛おしくなる」って二宮さんの言葉、本当にその通りだった。苦しくてつらくて寂しい今がどうしようもなく愛おしい。






5人が嵐でいてくれたから、アイドルで居続けてくれたから、ステージに立ち続けてくれたから、わたしはしあわせで。わたしだけじゃなくて沢山の人がしあわせで。


だから、心の奥底からありがとうを伝えたい。

この1週間、泣いて笑って泣いてる。竹中直人並みに二つの感情を持ち合わせてた。泣きながら笑うことってあるんだね。


一生好き。一番好き。ずっとずっと好き。好きで好きで仕方ない。好き以上の言葉があるならば欲しいくらい、それほどに好きな気持ちでいっぱいなんだ。

活動休止を発表してから、私はこんなにも嵐のことが好きなんだって気付いた。

こんなに好きになれるアイドルは、後にも先にも嵐だけで。他の誰も敵わない。

嵐を応援できて、好きになれて心から幸せ。



5人が横に揃っている嵐が世界で一番。



私にこんなに愛しい気持ちを教えてくれてありがとう。

なんてことない私の日常に寄り添い続けてくれてありがとう。




もしまた会えるときは、何も考えず気張らずに帰ってきて欲しいな。離れることなくずっと待ってるし、「ヤッホー!ただいま!」くらいのテンションで会えたらいいな。







ずっと5人が笑っていられますように。

夢の続きをまた一緒に見られますように。










夢はまた嵐に会えること